2026/01/19 2026/01/19
「パラ×パラカレーの誕生秘話」 ~パラ水泳の発展のために~
本日は、パラアスリートや、パラアーティストの活動を支援しつつ、彼らの魅力をより多くの人に知ってもらうことを目的に生まれた「パラ×パラカレー」の誕生秘話と、その想いについてお話しします。ぜひ最後までご覧ください。
パラ×パラカレーを作った目的
僕が「パラ×パラカレー」をつくったのは、単に美味しいカレーを届けたいからではありません。パラ水泳の現場に関わる中で、選手たちが抱える現実を何度も目の当たりにしてきました。
それは、「練習環境が限られている」ことと、「指導を受けられる場が少ない」ことです。障がいのある選手を受け入れてくれるスイミングクラブはまだまだ少なく、毎日練習を続けられる環境づくりは容易ではありません。
コーチの空き時間に合わせてパーソナル練習を依頼すると費用が高くなり、続けるうちに経済的な負担が大きくなってしまいます。結果として、保護者がコーチ役を担うケースも少なくありません。
こうした現実を変えるには、場所やコーチ、経済的な支援が必要なだけでなく、誰もが自然に“応援できる仕組み”が必要だと思いました。
「食卓に上る一皿が、選手を支える力になる。」
そんな想いから、食と応援をつなぐ“パラ×パラカレー”を生み出しました。
パラ水泳の現状
日本のパラ水泳には、まだ多くの課題が残っています。
特に、パラ水泳専門の指導者が少なく、障がい特性に配慮した練習環境がほとんどないのが現状です。
また、練習できる場所があっても、専門的な指導を十分に受けられる機会は限られていますし、試合に出場する際も、宿泊費や移動費の負担が大きく、家族のサポートなしでは成り立たないケースも多くあります。
このような背景から、僕はカレーの売上を活用して、パラアスリートが「安心して挑戦できる環境づくり」を支えたいと考えています。
実は、日本水泳連盟の規定上、個人でクラウドファンディングやスポンサーを募ることはできません。なので、遠方の大会に出場したり、練習をたくさんしたいと思っても、金銭面の障壁が問題になることが多いんです。
そのような課題が山積みな中でも、「食べることが応援になる」と信じて、パラ×パラカレーを通じて、選手たちの努力と想いをもっと多くの人に届けたいと想っています。
パラ水泳に出会ったきっかけと現在
僕がパラ水泳に関わるようになったきっかけは、ひとりのパラ水泳選手との出会いでした。
2017年、僕が教員を辞めた直後のことです。
久しぶりに再会した元教員の友人が「パラ水泳を始める」と話しをしてくれました。
彼は、ギラン・バレー症候群を患い、後遺症で教員を続けられなくなっていて、リハビリでも完全には回復せず、日常生活にも制約がありました。そんな中で「もう一度挑戦する」と選んだのがパラ水泳だったのです。
しかし、練習環境が見つからずに困っていた彼に、僕は「一緒にやろう」と声をかけました。そこから、僕たちの挑戦が始まります。
2018年、彼は所属先を得て、アジア大会にも出場することができました。また、大会でメダルを獲得するまで順調に成績を積み上げていきます。この時、僕は「東京パラリンピックを目指せるかもしれない」と希望を抱きました。
しかし、2019年の世界水泳では代表に選ばれず、アジアでは戦えるが世界には届かない現実を突きつけられました。普通の人なら、そんな辛い現実を前に諦めてしまうでしょう。しかし、彼はそんな中でも諦めずに2021年の東京パラリンピックに向けて練習をやり続けたのです。
挫折もあり、仕事との両立をしながらのトレーニングは、簡単なことではありませんでした。そんな大変な中でも家族の支えのもと、やれることは全てやり抜きました。とうとう、2021年には3年間目標としてがんばった東京パラリンピックの日本代表に選出されました!
長年の夢が叶った瞬間で嬉しさがこみ上げましたが、まさかの現実が待っていました。なんと、「障がいクラスの変更に伴い、出場が叶わない。。。」
そんな辛い境遇の中でも、彼は挑戦をやめず、再び現役続行を決意し、僕を再びコーチに選んでくれました。この8年間の歩みが、今の僕の活動の原点になっています。
そして、彼は現在も2026年のアジア大会への出場を目指して現役を続けています。
パラ×パラカレーを通じて作っていきたい未来
僕が目指しているのは、「日常と応援をつなぐ未来」です。
カレーは多くの家庭の食卓に並ぶ、身近な料理です。
その一皿が「パラ×パラカレー」であれば、食卓の会話が自然とパラスポーツやパラアーティストの話題になるかもしれません。
それがきっかけとなり、応援の輪が少しずつ広がっていく。
そんな小さな一歩が積み重なっていけば、パラスポーツの応援につながる未来につながっていくと心から信じています。
みなさん毎日食べている食事から、夢を叶えるために本気で頑張っているパラアスリートを応援したいと考えています。
これからの想い
僕にとってパラ水泳は、特別なものではありません。
共に挑戦し続けてきた仲間がいる“当たり前の場所”です。
だからこそ、「食とスポーツをつなぐ」、「日常と応援をつなぐ」という想いを形にしていきたいと考えています。
この活動はまだ始まったばかりで課題も多いですが、諦めることなく一歩ずつ前に進み、より多くの人が関わりやすい応援の形を拡げていきたいと考えています。
まとめ
2017年に友人と再会して始まった挑戦は、挫折や悔しさを経て、より良い練習環境、新しいサポートの形、そしてそれに付随する水泳コーチの働き方やアスリートの新しいキャリアの形を創り出したいという想いへとつながりました。
「パラ×パラカレー」はその想いの結晶です。
一皿のカレーが、未来の泳ぎを支える力になる。
それが僕の願いであり、これからも大切にしていく挑戦です。
もしよければ、あなたもこの一皿から応援を始めてみませんか?
パラ×パラカレー購入ページ
https://ec.tsuku2.jp/items/25520100211151-0001


